石英ガラス は、ほぼ純粋な二酸化ケイ素(SiO2)で構成され、化学的安定性に優れた素材です。石英ガラス板はその独特な組成と構造により耐食性に優れ、様々な分野で広く使用されています。
1.耐酸性
石英ガラスは、ほとんどの無機酸および有機酸に対して非常に高い耐性を持っています。室温ではフッ酸(HF)、リン酸(H3PO4)を除き、他の酸にはほとんど腐食されません。石英ガラスは加熱条件下でも良好な安定性を維持できるため、実験用分析機器や化学機器などの分野に最適です。

2.耐アルカリ性
石英ガラスは強アルカリに対しては酸ほどの耐性はありませんが、一定の濃度および温度範囲内ではアルカリ溶液の侵食には耐えることができます。たとえば、低濃度の水酸化ナトリウム溶液 (NaOH) には耐えられますが、高温または高濃度では溶解が遅くなる可能性があります。

3. 耐塩性物質
石英ガラスは、塩化物、硫酸塩、その他の一般的な工業用塩を含むがこれらに限定されない、多くの塩物質に対して優れた耐食性も備えています。この特性により、石英ガラスは、塩浴炉のるつぼや電極など、塩と接触する部品の製造に適しています。

4. 耐加水分解性
石英ガラス は耐加水分解性に優れており、水によって分解されにくい性質を持っています。そのため、長時間水に浸漬しても、重大な品質の低下や表面の損傷がありません。この特性は、湿気の多い環境に長時間さらされる必要がある用途では特に重要です。

5. 酸化防止剤と熱安定性
石英ガラスは耐食性だけでなく耐酸化性にも優れており、高温環境下でも物理的・化学的性質を変化させません。また、融点(約1700℃)も高いため、高温環境下でも素材自体の劣化を気にすることなく使用できます。

6. 溶媒の安定性
石英ガラスは、アルコール、ケトン、エステルなどのさまざまな有機溶媒に対して良好な安定性を示します。これらの特性により、製薬業界での使用や、有機合成実験の反応容器やパイプライン材料としての使用に非常に適しています。

石英ガラス板は、その優れた耐食性により、化学工業、半導体製造、光学機器などのさまざまなハイテク分野で欠かせない役割を果たしています。その高い純度と安定性により、極限条件下でも製品の信頼性と耐久性が保証され、現代の技術開発に不可欠な主要材料の 1 つとなっています。

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